子どもを叱りたい時はどうしていますか?

work & education

教育の仕事を長年続けてきた私が子どもを叱るよい方法を提案

お子さんの年齢や性格にもよりますが
まだ小さいから
あまり怒らない方がいいかなとか
子どものプレッシャーにならないように
怒る気持ちを押さえたり
逆に思わず切れて怒鳴ってしまう
など色々な対応があると思います。
怒るとかしつけるというのは
もちろんそのおうちの考え方でなさってくださっていいのですが、
ちょっとおすすめの方法があるので
書いてみようと思います。

問題が起きた時はその場で最低限の処理をする。

問題時には最低限の処理をしましょう。
はっきり注意しないと危険なときや、
人を傷つけたら相手に謝るなどは
その場で迅速に行動しましょう。
でもこの時に感情的になりかっとなったり、怒鳴らないでくださいね。

でも問題が起きたならそれは先送りにするな

その場での対応が済んだらもう終わりではありません。
近日中にこどもと話す機会をつくりましょう。
子どもは忘れていくかもしれませんが
問題が起きた背景を考えて
再発防止のためや
おこさんが成長するために
週末などに時間をとって親子で話しあいましょう。
子どもが成長するには色々な問題が起きて当然のこと。
問題があったのに先送りすると問題が大きくなるケースが多々あります。

問題処理は催し物にして話し合う!

問題は先送りせず、《子どもを考える会》を催して解決にあたってください。
《こらしめ》や《怒る》のを催し物化する。エッ!催し物???
と思いますよね。でもそうなんです。
そう、家庭内学級会と言いますか。
できるだけ定期的に、
◯◯ちゃんを囲む会とか
○○ちゃんをの事を話し合う会とか
○○ちゃんの将来を語る会とか
自由にネーミングなどをつけて
親子でミーティングをするのです。

この時の注意点

最悪のケースですが、、、
親は優位にあるので誰がボスか?
と思い知らせようと脅かしたり、
体の大きさで一撃を喰らわせるような行動をとることもありえます。
そしてそんな時も
“子どもが社会に迷惑かけないようしてるんだ”と
自分を正当化することもありますね。
それではやらない方がましです。
下の注意点をよく読んでください。

①本当のこらしめは愛と心遣いが必要です。

怒鳴る、衝動的では真意が伝わらない
親の価値観をぶつけるだけだけなら
子どもの健全な育成とは無縁です。
むしろ親は子どもの盾になり問題の解決にあたってください。

②手段を変えれば結果も変わる

親が心を整えて
子どものためであることを伝えて
怒りでなく堅実さや共感する心で
伝えて話し合ってください。
もちろん問題だけでなくいいところも
議題にのせるといいです。
そうして話し合いがうまくいくと
たとえ子どもがこらしめを受けるかたちになっても
子どもは反発したり
興奮せずに聞いてくれるようになります。
また、小さくて親の言う意味がよくわからないとしても
一生懸命な親を見て
自分も分かろうと努力してくれます。これには時間も必要ですが。
そして次第に
子どもはその時間を楽しみにするようになり
いつやるの?○○ちゃんの会?などと聞くようになるのです。
こうして親子の絆が深まった親子をたくさん見てきました。
子どもが困った時や間違った時はチャンスです
子どもが困った時や間違った時は
いつもよりも聞く耳を持っていてくれるので

子どもが変化するチャンスなんです。

確かにこういうときって
子どももが不安定になりリスクではあります。
でもリスクはチャンスなんです。

子どもが変わっていくチャンスだと捉えていきましょう。

③まず親である大人が子どもよりも優っているわけではない ということは伝えましょう。

大人ではあるけれど親も今までに
たくさん失敗を重ねてきたことも
さりげなくでいいから毎回伝えてください。

子どもの安定や、幸せを願う心であることをしっかりと伝えるのが大切です。
また問題は起きてあたりまえだということも。
問題発生は成長する上でごくごく普通だということも必ず言い続けてください。
子どもは問題になっていることをマイナスに思うので
こんななりゆきを受け止めることがまずは大変だからです。

④親は子どもの盾となるし、いつまでも味方だと言いましょう。

 《◯◯ちゃんの事を話し合う会》では上↑に書いたような
親の気持ちも言ってくださいね。
とにかくが暖かい雰囲気で進めましょう。
親は○○ちゃんの事をとても考えているよという姿勢を見せてください。
また、なごむように進めて、できたら笑える場面やほめる場面も作りましょう。

⑤最後に大事なこと→子どもの自由意志が大切なんです。

子どもを叱る時には、 親が真剣に子どもの事を考え対話になるように、
子供の意見を聞こう。
子どもがうまく話せない時も
意思を伝える訓練になるので
意思をくみ取ってたくさんお話をさせてあげてください。
その時は子どもが自由意志で話すよう注意しよう。
プレッシャーや親への忖度、親を喜ばせようとして
親の言うことそのままの発言がないかとか
気を付けてください。
本当に親を喜ばせるために本心を言わない事もあるから要注意。
親も子どもの時に本音で話していましたか?
そのことを思い出してくださいね。
 
自由意志の中で話ができたらリスクもあります。
親に反抗したり、
子どもなのでナンセンスな理論を繰り出したり
これじゃ、さらに悪くなっていくなんて感じる事もあるけれど、
焦らず問題を保留してもOK
この時は忘れないように記録をとってください。
その後の経過を見ていきましょう。
こうして探し続けたら確実に親子が納得する
時がやってきます。
時間がたってから、親の方が子どもがあってたのだと
気づく場合もあると思います。
その際は素直に謝ってくださいね。
自由意志でなくては得られないものがある
 子どもは自由意志で話すことで変わっていきます。
親の言うことを丸のみで従うのでは得られない、経験や思考をしていきます。
その中で得られるのは自由、責任、
善悪、人とのつながりや愛、
心を開いて人と(親と)話す喜び
などです。
自由意志で話すことがこれらを学ぶための必須の方法です。 

樹木の刈り込み(剪定)の考え方

ここで子どもを樹木に例えてみます。
健康な木でもより形よく
大きな実りのために刈り込みをするのを
ご存じだと思います。
ですから
子どもに間違えがおきた時はもちろん
子どもに問題がない時でさえも
刈り込みをしなければ(剪定しないと)
エネルギーをムダな枝葉に注ぎ、
子どもがより大きな実を結ぶチャンスを
うばっているのかもかもしれません。
以上が成長過程でしばしば
刈り込みを行う方がいいと思う理由です。
野放しの木は表面的には茂って見えても
実りは少ないのです。
ですから○○ちゃんを囲む会を
たびたび(できれば定期的に)開いて
刈り込み作業をすることをお勧めします。

まとめ→ 子どもが悪い事などをして話し合う時は、問題解決だけを焦らずまず会を催して子どもが自由意志で話すことを優先させよう。

自由がなければ子どもは愛や喜びを心を開くことが難しくなります。
これは子どもには不幸せなことです。
自由な○○ちゃんのことを話し合う会を催して
親は子どもが自らの
アイデンティティを変えることに
関わっていきましょう。

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