数の順番が覚えられたら、一人で数を数えたり。数字を読めるように工夫していきましょう。
数を数える時にはスモールステップで、やさしく
始めは2個や3個のものからスモールステップで数を増やしていきましょう。また動物なら1匹、2匹や、1個、2個などの助数詞はつけずにシンプルにやってください。
「イーチ、二―、サーン‥」と数えると時間もかかり飽きてくるかもしれません。お口が回るなら、「イチ、ニ、サン、シ、ゴ‥」くらいは一息にリズミカルに数えてください。テンポは早歩きくらいでしょうか。(♩=100位で)
ただ早すぎて間違えてしまうなら、じっくりやりましょう。
要するに、正確に数えることと、飽きないで短時間で終わらせることのバランスが大切です。他に数え方で気をつけるのはこれです!
この時に対象のものが離れていると難しいので、視線を動かさなくてもいい範囲のもので慣れましょう。幼児は視線を動かすことがかなり難しく、そばにないものは見えなかったり見落としがあります。ですから数の問題とは別ですが視線を動かす訓練をするといいですね。
間違っても「違う!やり直し!」などと怒らないように、子どもが楽しく感じたり、できるようになった!と自ら感じられるように、ほめながら繰り返していきましょう。
視線の訓練も大事です
1〜2歳はものを探すのが大変。「机の上のペンを取って」、と頼んでもそんなに離れてもいないのに探せません。これは目の動きが遅く、見落としもあり、万遍なく視線を動かして見ることがまだできないからです。
年長さん位になると、少しずつこれができるようになりますが、大人並みに視線が動かせるようになるのは個人差もかなりありますが、おおむね10歳位になってでしょう。
何かを見る時に物の隅から↗️↖️↘️↙️などと誘導して意識させてあげてください。
顔を振らないでも目の玉が動いてある程度周辺が見えるように、目の動きも教えてあげるといいと思います。
また外にいる時は景色の広がりを見るようにさせて、何があるかを聞いたり、木が何本あるか?なども数えさせてみましょう。こんなふうにすると、物の数を数える時も、視線の動きが遅いせいでもたもたしたり、視野の端にあるものに気づかないお子さんが、間違えなくなっていくのです。
この視線の動きがあまり見られないお子さんが最近は多いなと気になっています。
そして学力不振なお子さんには視線を動かすことが苦手なお子さんが多いように感じています。
数字を読めるようにするには
数字の読みを教えるには。数字盤やカレンダー(数字が大きくはっきりしたものが良い)や数字の表(手作り可能)を使います。
(知育玩具の記事はこちら)
数字を見て読めるようにする方法ですが、
数字を見ながら、大きな声で読む、これだけでよいのです。
何かをできるようするコツ、というのは意外に簡単なことです。簡単なことの積み重ねで学力の土台を作っていくのです。
必ず見ていること+自分で言った声(音)が必要です。
そのためには必ず数字を指さしさせて、目で見つめる状態にしましょう。覚えられないという子どもは視線が数字を見ていないことが多いのです。
数字の書き方はもう少しあとになります。今やるべきことは、数字をしっかり見て、はっきり言うことの繰り返しです。これで数字の読み方を覚えましょう。
たいてい数か月やれば覚えられるようです。
ほぼ読めるようになれば、外に出たら看板や車のナンバープレートなどを読むようになるでしょう。いたるところに数字はあるので、知っている数字を見つける遊びもしてみましょう。(2歳なら2を探すなど)
また数字が大きく1つ書かれているカードもあると便利です。(手作りも可能です)。最初は1と2だけでどちらが1かな?などと選ばせてみましょう。
カードにはドットが書いてあるものもあります。これを数えさせるのもいいですね。ただし数の比較、5と8はどちらがどれだけ多いか?などは難しいかもしれません。
フラッシュカードと言い、幼児教室でカードを素早く見せて学習させる方法もありますが、指導にはテクニックも必要ですし、この方法はどんな子どもにも合う方法ではないと思うので、お家でまねるのは控えた方がいいですね。
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