数字盤 くもん数字盤30の使い方③レジリエンスをきたえよう
コマの置き方に慣れたら、
今度は駒を大人が持って見せるのではなく、机に置いてあげます。それを見てシートの数字を探して置けるように教えましょう。
初めは駒を机に置く時、シートの数のそばに置くようにして、負担を軽くします。見つけたら、指で持ちサッと置く。そうしたら次の数を渡します。このような練習も1か月位は必要です。
数字の範囲を広げよう
始めは1〜5位で慣れてもらいます。机に置く時に1なら「イチ!」と言い、復唱してもらいます。子どもも「イチ!」と言って探し始めてもらいます。大人がよく観察してタイミングを合わせれば数分で1〜2分で1〜5間で置けるでしょう。
こうなったら、範囲を広げましょう。
1〜10、1〜20、11〜20、など少しずつ拡張してください。無理ないように楽しめる範囲でやってください。大切なのは最初から1〜30全部やらせることがないようにしましょう。数分で終わるのがベストです。
コマを渡す順番も初めは簡単から
1〜10でやるなら。1.2.3...と順番通りに渡す。順番に渡しても初めは難しいのです。子どもには十分スリルもありできたら達成感もあるのです。
コマの数を元気よく復唱して→場所を見つけて置く→すぐに次のコマを置く!
という手順を覚えさせることが大事です。1つ置いたらそれだけで動作が完結して止まることなく、次のコマを置くことにつながるように、大人はタイミング良く駒を渡してあげましょう。
それができたら、毎回ものすごくほめてあげてください。やっている事が毎回同じでも何度もほめられる事がとっても子どもにとっては嬉しい事なのです。
ランダムに駒を置く
スイスイと置けるようなれば駒の出し方をランダムにしましょう。と言っても
初めは少し変える程度です。
1.3.2.4.6などとあまり離れてない数でやり、それも慣れたらランダムにします。
スモーステップで、毎日数分で終わりほめてあげられる範囲で進みましょう。
スモーステップでも嫌がる時もある
その時は思い切って簡単なことに戻りましょう。成長のカーブは山あり谷あり。親はじっと待つのも大切。
無理すると嫌いになってしまうので親は感情敵にならず淡々とやっていってください。
嫌がる場合は停滞したり一時的なやめたりしますが、初めて停滞した時が一番重症だと思ってください。
子どもにレジリエンスが備わってくると、停滞しても軽症になりますので、心配しないでください。
難しい時には
子どもがコマを置くときに迷って探すときには、「端っこも見ようね」「コマの無いところを探そうね」と声かけをしてあげましょう。
それと、コマを置くシートは1〜10をやるなら折ってそこだけ出しましょう。